8月28日20周年記念コラム【#7】過去20年の中東・北アフリカを振り返って~「アラブの春」と私過去20年間の中東・北アフリカを振り返ったときに最も大きな出来事といえば、やはり2010年末から2011年にかけて発生した「アラブの春(Arab Spring)」ではないでしょうか。「アラブの春」とは、北アフリカのチュニジアから始まり、エジプト、リビア、シリアなど他の中東・北アフ
8月7日20周年記念コラム 【#6】情報の戦国時代~20年で変わったもの、変わらないものインドネシアでは2月に大統領選が行われましたが、出馬したプラボウォ・スビアント国防相がソーシャルメディア上で軽快なダンスを披露し、ディズニーアニメのような自身のAIイメージキャラクターを駆使したことが話題を呼びました。
8月5日20周年記念コラム 【#5】第2回 EUの「進展」とイギリスの乱イギリス留学当時、同国の政治制度に興味を持った私は、報道だけでは飽き足らず、ビッグベンにある図書館にも出入りするなどして、徐々に政治に浸る日々を送ることになりました。また、フラットメイトやクラスメイトに特にEU加盟国の人が多かったこともあって、自然とEU政治の話になり、「国を超え
7月31日20周年記念コラム【#4】第1回 イギリス政界の変遷この約25年間にわたってヨーロッパ政治を見てきた中で、私自身イギリスから日本へと拠点を移したこともあり、英国と日本の両国から見た「ヨーロッパが時代とともに変化した過去20年ほどのよもやま話」を紹介するコラムを書こうと、SCGR20周年にあわせて筆を執りました。
7月29日20周年記念コラム【#3】貿易・経常収支から見る日本企業の海外で稼ぐ力の変化この20年を振り返ると、大きく変化してきたものに、日本企業の海外での稼ぎ方が挙げられます。『国際収支統計』(財務省)によると、約20年前の2005年に、第一次所得収支の受取超(黒字)が貿易収支の黒字を上回りました。日本経済は、いわゆる「貿易立国」から「投資立国」へと変化しました。
7月17日20周年記念コラム【#2】コモディティ市場との20年いまから20年前の2004年。この年のことはよく覚えています。コモディティ市場が「何かこれまでとは違う」様相を示し、金融市場でにわかに注目を集めだした年だからです。あれから20年、状況はまた大きく変化しました。
7月17日20周年記念コラム【#1】20年前のアメリカ情報機関改革と新たな挑戦今からちょうど20年前の2004年、アメリカではインテリジェンスをめぐる大きな行政改革が行われました。きっかけは、2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロです。連邦議会の諮問委員会が事件の経緯、アメリカ政府のテロ対策の問題点などを報告書にまとめ、2004年7月に公表…