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2024年12月12日
【#18】貿易収支と経常収支の見通しもいかがですか
今年は、秋がなかなかやって来ない、と思っていたら、あっという間に寒くなり、もう12月になりました。年末になると、「来年はどうなるのか?」が必ず話題に上ります。日本の貿易収支や経常収支の見通しに特化したものとして、日本貿易会の「我が国貿易収支、経常収支の見通し」があります。この見通
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2024年11月20日
【#13】「複雑化する世界での視点と発想」から展望する経済成長の今後の20年
長期的に経済を考えるときの視点として、例えば、「循環」と「構造変化」が挙げられます。「循環」は景気循環のように、それぞれの因果関係に基づいて短期から長期まで幅広い期間で捉えられます。ただし、循環なのでいずれ元の位置、もしくはそれに近い状態に戻ってくることが前提になります。それに対
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2024年11月14日
【#12】サブサハラ・アフリカの20年を振り返って
サブサハラ・アフリカ(以下、サブサハラ)の20年は、「中国との20年」。個人的にはこの一言に尽きると思っています。2000年以降、資源価格の上昇に沿って緩やかに成長を遂げたサブサハラ経済(図参照)を支えたのは、「世界の工場」として発展した中国による旺盛な資源需要でした。2024年
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2024年11月11日
【#11】アジア新興国の20年~グローバル化と地政学の時代の中で
アジア新興国の20年について、個人的な経験を交えて、私なりに思うところを述べたいと思います。
まず東南アジアについて述べますと、25年くらい前に、私は初めてこの地域と仕事で関わりました。1999年に外務省に入り、ASEAN担当課に配属されたときです。
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2024年11月1日
20周年記念セミナー開催後報告
10月18日セミナー「住友商事グローバルリサーチ(SCGR)設立20周年記念イベント:複雑化する世界での視点と発想」を大手町プレイスで開催しました。SCGRに所属するエコノミストとアナリストがパネリストとして登壇し、本間隆行(経済担当部長・チーフエコノミスト)がモデレーターを務め
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2024年11月1日
【#10】過去20年間の経済・人口構成・市況の変化
住友商事グローバルリサーチ(SCGR)は2024年、前身の住友商事総合研究所の設立から20周年を迎えました。20年前の2004年といいますと、ベルリンの壁崩壊から15年、通貨ユーロ誕生から5年、BRICSという言葉が誕生して3年、Facebook創立の年、初代iPhone発売の3
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2024年10月24日
【#9】「複雑化する世界での視点と発想」から振り返る日本経済の20年
身近な日本経済の過去20年を振り返ると、ちょうど「失われた30年」の後半に相当します。当初は、失われた10年と呼ばれていたものが、20年になり、30年になりました。しかし、幸いにして、失われた40年という話は広がっていません。日本経済が失われた30年から脱却した、もしくは脱却し
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2024年9月13日
【#8】中国の20年、地域大国からグローバル大国へ ~ごく身近な体験から
この20年間で、中国がいかに大きな変貌を遂げたかというのは、特に中国と関わりが深い人でなくとも容易に想像いただけると思います。20年というのは、生まれたばかりの赤ん坊が成人してしまう時間ですから、誰にとっても決して短い時間ではありませんが、中国の20年は、他国の50年くらいに匹敵
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2024年8月28日
【#7】過去20年の中東・北アフリカを振り返って~「アラブの春」と私
過去20年間の中東・北アフリカを振り返ったときに最も大きな出来事といえば、やはり2010年末から2011年にかけて発生した「アラブの春(Arab Spring)」ではないでしょうか。「アラブの春」とは、北アフリカのチュニジアから始まり、エジプト、リビア、シリアなど他の中東・北アフ
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2024年8月7日
【#6】情報の戦国時代~20年で変わったもの、変わらないもの
インドネシアでは2月に大統領選が行われましたが、出馬したプラボウォ・スビアント国防相がソーシャルメディア上で軽快なダンスを披露し、ディズニーアニメのような自身のAIイメージキャラクターを駆使したことが話題を呼びました。
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2024年8月5日
【#5】第2回 EUの「進展」とイギリスの乱
イギリス留学当時、同国の政治制度に興味を持った私は、報道だけでは飽き足らず、ビッグベンにある図書館にも出入りするなどして、徐々に政治に浸る日々を送ることになりました。また、フラットメイトやクラスメイトに特にEU加盟国の人が多かったこともあって、自然とEU政治の話になり、「国を超え
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2024年7月31日
【#4】第1回 イギリス政界の変遷
この約25年間にわたってヨーロッパ政治を見てきた中で、私自身イギリスから日本へと拠点を移したこともあり、英国と日本の両国から見た「ヨーロッパが時代とともに変化した過去20年ほどのよもやま話」を紹介するコラムを書こうと、SCGR20周年にあわせて筆を執りました。
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2024年7月29日
【#3】貿易・経常収支から見る日本企業の海外で稼ぐ力の変化
この20年を振り返ると、大きく変化してきたものに、日本企業の海外での稼ぎ方が挙げられます。『国際収支統計』(財務省)によると、約20年前の2005年に、第一次所得収支の受取超(黒字)が貿易収支の黒字を上回りました。日本経済は、いわゆる「貿易立国」から「投資立国」へと変化しました。
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2024年7月17日
【#2】コモディティ市場との20年
いまから20年前の2004年。この年のことはよく覚えています。コモディティ市場が「何かこれまでとは違う」様相を示し、金融市場でにわかに注目を集めだした年だからです。あれから20年、状況はまた大きく変化しました。
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2024年7月17日
【#1】20年前のアメリカ情報機関改革と新たな挑戦
今からちょうど20年前の2004年、アメリカではインテリジェンスをめぐる大きな行政改革が行われました。きっかけは、2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロです。連邦議会の諮問委員会が事件の経緯、アメリカ政府のテロ対策の問題点などを報告書にまとめ、2004年7月に公表…
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